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種へのこだわり maiのお米は原則として自家採取しています

ひと粒の米に詰まっているもの

「食べるお米のいのちをいただいて、そのいのちに感謝し、一生をともに生きていく」
maiがお米を通してお伝えしたいことは、このことばに詰まっています。

食べた野菜やお米たちと一緒になって生きていく。
それって素敵だと思いませんか? だからこそ、大切に感謝していただきたい。 小さいころ、お米ひと粒でも残そうものなら父親にゲンコツをもらったものでした。
「お百姓さんはこのお米ひと粒つくるにも1年かけているんだ!」

なぜ「たったひと粒」だけつくるのに1年もかけているのだろうと不思議でした。時がたって、そのひと粒に、いのちのすべてが詰まっている。そう思ったら、あたたかいものがこみ上げてきました。それとともに、なにか神秘的なものを日常の中に感じていました。


いい作物を作りたければ、いい種を残せ

「いい作物を作りたければ、いい種を残せ」
これは自然栽培農家の仲居家に伝わる家訓です。

かつて農村において自然栽培に限らずとも、いい種を残すことは大切なことでした。
米は、稲という「いきもの」の「種」です。

そしてそのひと粒の「種」からいのちが芽吹き、さまざまな環境で一生を生き、次世代にいのちを伝えるために種を残します。その種はどういう条件で中身が変わるかといえば、どんな環境をその稲が生きてきたかで変わります。

春ひと粒の米が、秋には約500粒になるまでのストーリーがあります。

肥料や農薬に頼らない環境で生きる自然栽培の稲。稲の本来の生命力がより発揮されるように農家は取り組みます。ただの「無肥料・無農薬」ということではありません。そのために田んぼの土、水の管理を最大限に工夫していきます。するとまるで眠っていた稲という「いのち」が、目覚めるかのように変化が起こります。

たとえば肥料を与えていては出すことのなかった細かな白い根を張りだします。石山範夫さんは、自然栽培をするまではなかなか出すことができなかったといいます。それが自然栽培に切り替えて1年目で出始めました。

いかに根を張らせてあげるか。元気に根を伸ばせば稲は丈夫に育つことができます。丈夫な稲にはおいしい実が稔ります。その実がお米でありご飯になるのです。根を伸ばすためにも農薬や肥料などのない土と環境が必要になります。

かつて弥生時代以前は、いのちを生み出す田畑は清浄かつ神聖な場所で、糞尿をはじめとした排泄物を肥料として使うことは考えられなかったといいます。ちょうどそんな感覚で田畑に関わっていくことになります。

maiの自然栽培の「お米」は、取り組み始めて2年目以降、原則として自家採種となります。ほとんどのお米が自家採種になっています。
白い根を伸ばした種

白い根を伸ばした種


種を取りまく現状

しかし、現在では一般的に種を育種する人と育てる人の分業体制が進んでいます。農家さんはお米の種を買うことがほとんどです。そうすることでコシヒカリならコシヒカリ、ササニシキならササニシキのすばらしい品種特性を維持しています。

逆にいうと自家採種をすることで種は、その土地、その栽培、その農家さんの取り組み方によって性質が変化していきます。何年も経つと、もともとコシヒカリだったものが、コシヒカリではなくなることも多々あります。よく変わるならまだしも、技術がなければいい種にはならず、いい作物ができません。きびしい側面があります。

それでも、これこそ真のローカリズムだと思うのです。昔はどこの村にも自家採種をする篤農家さんがいて、いい種を残していました。

現在、日本農林規格の中で品質表示についての決まりがあります。
品種を米袋に印刷したり告知したりするには、農産物検査法という法律があり、米穀検査という品種と品質の検査を受け証明してもらう必要があるのです。農林水産大臣が承認した登録検査機関がこの検査を行っています。
コシヒカリならばコシヒカリと認められて初めて「コシヒカリ」という品種名を名乗れるのです。しかし自家採種したお米は年を追うごとに、品種検査で「コシヒカリ」と認められなくなってくるという実態があります。
すると、市場ではコシヒカリと名乗れない「未検査米」となり、とても売りづらくなってしまいます。

もう一つ、品種検査には各地域の奨励品種というものがあります。たとえば岩手県や宮城県では奨励品種に「コシヒカリ」という品種はありません。するとどれだけ「コシヒカリ」の性質を持っていても、「未検査米」になってしまうのです。もちろん奨励品種は地域にあった品種が選ばれてはいますが、好んで作りたい品種を栽培する際に不便な側面があります。こうしたことがあるので「農家さんは種を買うことが当たり前」になってきています。


自然栽培における自家採種の意味

そんななか、自然栽培の農家は、流通である私たちを信頼して、自家採種に取り組んでくださっています。販路がなくては取り組めない行為だからです。それでも自然栽培の成功は自家採種なしにはありえないといわれます。

自然栽培では、種と土から肥料・農薬などを取り除いていくことが成功の必須条件になります。「土はわかるけど、種から肥料や農薬を抜くってどういうこと?」と思われるかもしれません。しかし親の稲を育てるときに使われた農薬や肥料が、代々種に影響を与えていると私たちは捉えています。肥料のない環境で育つことで、そうした要素が清算されていくという現場での経験則があるのです。

土と種がきれいになることで、本来の力が発揮される。

私たちはいのちの在り方・生き方を大切にしたいので自家採種を奨励しています。だから未検査米になることがあっても、変わらず販売を続けています。

一般的にも農家さんがご家族にお米を届ける場合などは、検査を通さないので未検査米になります。決して内容が悪いということではありません。


あなたとともに生きていくお米選びのポイント

あなたが食べるお米がどのような一生を送ってきたのか、いのちの本質を大切にしていただければと思います。
どのような環境でどのように生きてきたのか。
肥料や農薬はどのように使われてきたのか。
種はどのようにしているのか。
これらが稲の本来の生命力が発揮されるための大切なポイントです。あなたと一緒に生きていくいのちを、いわばパートナーをしっかりと選んでいただければと願っています。

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