自然栽培のしくみがわかる DVD 5本セット 〜自然栽培全国普及会 中部ブロック大会2016 講義録DVD〜
肥料も農薬もつかわずに作物を育てる「自然栽培」で細胞がぎっしり詰まった美味しい野菜をつくりたい! そう思ったときに、必要になってくることは何でしょう。
土に種を蒔けば芽が出て、そのまますくすく育つ……という訳にはなかなかいきません。
日々畑の様子は変化し、雨量・気温などによって作物の生長も変わります。これが正解という答えはなく、生産者は工夫を重ね時には生産者同士で情報交換をしながら毎日畑と向き合っています。

毎年、全国から自然栽培に取り組む生産者や支える消費者の皆さんが集まる「自然栽培全国普及会 中部ブロック大会2016」。
その様子を収録したDVDには自然栽培の実践例や技術などがぎっしり詰まっています。
情熱をもって自然栽培に取り組む農業従事者による講義。皆さんの思いがひしひしと伝わってきます。
畑で行うレクチャーもあり、自然栽培をより深く理解することができます。講義だけでなく、生産者が長い時間をかけて繰り返し試し生まれた技術も学べます。

農業従事者の方・家庭菜園にきちんと取り組みたい方・流通業者の方・そして消費者の皆さん…。自然栽培に興味がある方ならどなたでもご覧いただきたい内容です。
■自然栽培全国普及会 中部ブロック大会2016
長野県 安曇野市 2016.09.27~28開催
Disc.1
「自然栽培の理念・原理・技術と歴史」〈84分〉
高橋 博さん(会長/自然農法成田生産組合 理事)

自然栽培の先駆者、高橋 博さんの「自然栽培」の土台となる考え方について学びます。
過去から現代まで、農業はどのように変化していったのか。その背景を知り、栽培に活かすヒントを探りましょう。
食に携わる農家の人・流通する人・食べる人がひとつになれる
自然栽培という農業の重要性に改めて気づかされることと思います。

Disc.2
「肥毒の浄化方法・土作りの実践例(講義・圃場)〈127分〉
山田 憲吾さん(中部ブロック長/安曇野)

土のなかには「肥毒層」と呼ばれる部分があり、これが作物の生長を妨げる場合があります。
その原因の多くは、過去につかわれた肥料や農薬。
それらを浄化して、作物が育ちやすい状態にすることが土づくりには重要です。作物を育てる前に頭にいれていただきたい内容です。

「苗木の管理(圃場)」
道法 正徳さん(中国四国ブロック長 兼 果樹部門講師/株式会社グリーングラス代表)

生育は苗で決まると言われるほど、苗の管理は重要なポイント。
苗がしっかり地に根を張り生長させていくためのコツを自然栽培果樹のパイオニアである道法 正徳さんが軽快な広島弁で教えてくれます。

Disc.3
「自然栽培に学ぶ 自然と調和した生き方」〈80分〉
河名 秀郎(自然栽培全国普及会 副会長/株式会社ナチュラル・ハーモニー代表)

自然栽培青果の流通を通して気づいた学びの数々。農業だけではない、毎日の生活にも当てはまる自然の法則や考え方を自身の経験をもとに語ります。明日から暮らしの中に活かせるヒントがたくさん詰まっています。

Disc.4
「植物ホルモンを生かした自然栽培とは(講義)」〈88分〉
道法 正徳さん(中国四国ブロック長 兼 果樹部門講師/株式会社グリーングラス代表)

植物の生長のカギとなる「植物ホルモン」。
生き物が体調を整えるためさまざまな物質を体内で生成するように植物の中にも生長を調節するホルモンがあります。
それらを生かすことで、肥料や農薬を必要としない栽培を目指すことができるようになります。
Disc.5
「りんご栽培の品種選びと自家交配(講義)」〈114分〉
町田 登さん(町田農園 代表)

りんごは、日本で栽培される果実の中で一番と言われるほど大量の農薬を使って育てられます。自身で苗木を育てて、農薬に頼らないりんご栽培を探求している長野県松川村のりんご農家、町田 登さんによる講義です。

「果樹の剪定・管理(圃場)」
道法 正徳さん(中国四国ブロック長 兼 果樹部門講師/株式会社グリーングラス代表)

果樹の枝を切り仕立てる「剪定(せんてい)」方法を圃場で実践します。
樹の生長とともに、幹から横へ広がるように伸びる枝。その枝の背側に生える徒長枝という枝は一般的にいい実がならないとされて切ってしまいます。しかし、道法さんが教えてくれるのはその逆。果樹の生理を活かした新しい剪定技術のレクチャーです。